韓国で1日研修
 

当社・大和製作所は、2006年3月、海外向けとしては最大となる日産4万8000食の
製麺機を韓国・流通大手の新世界グループに納入しました。
これを受けて、ハード面だけではなく、ソフト面でも協力する為の、1日研修。
新世界様には大きな信頼を頂いており、 「大和さんの麺は日本一だと思っているので、是非、そのノウハウを教えて頂きたい!」 との言葉。
韓国では今、うどんの人気が高まりつつあり、受講者一人一人の関心がとても高く、
熱意真剣さがあふれています。
その大きな期待に応えるべくして始まった研修の内容をご覧下さい。

 

新世界様は、今回の研修を前に、3種類の麺を準備されていました。
それらを松原先生に評価してほしいとのこと。
  3種類の麺とは・・・
1. 現在新世界グループで採用している製法で作った麺
2. 大和が提案した製法で作った麺
3. 1.と2.を考慮し、応用した麺
それぞれについて、茹で時間硬さ喉越し茹で伸びするまでの時間等を細かくチェックし、松原先生がアドバイスをします。
問題点については、指摘しますが、やはり麺の硬さの話になると、地域性が大きく関わってきます。まして、ここは国境を越えた韓国。
地域性を無視することはできない為、韓国では韓国の方の口に合った麺にするためのアドバイスをしていきます。
次は盛り付けについて。事前に大和が準備していた、盛り付けの例を示した
資料をモニターで見ながら、器一杯でいかに美しく見せるか、いかに食欲をそそるものにするか、を提案しました。
写真を見るなり「すばらしい盛り付けですね!」 「彩りがいい!これは
ネギですか!?ネギをこんな風に使うとは・・・ 」
と関心している様子。
良い提案ができた様で、本当に良かったです。

 

聞くところによると、韓国では、うどんを食べる機会が増えつつあるものの、
温かいうどんが主流で、まだ「冷たいうどん」には馴染みがないそうです。
今回の研修で、大和がお教えしたのは、冷ぶっかけ用のダシ。
受講者にとっては、とても新鮮に感じられたようです。
製法については、分量、温度、時間、全てにおいて正確な数値で、安定した味を出せる
様にお教えします。
特にダシは、ちょっとした火加減のミス、アルコールの飛ばし方等で、味に大きなぶれが
生じてしまうために、注意すべき点やポイントを押さえての指導となりました。
完成すると、受講生は「自分が作ったダシの味を松原先生に見て欲しい」と、
鍋とスプーンを持って並んでいます。それを見て、さらにアドバイス。
いい評価をもらえた受講生は本当に満足そうでした。
受講者の中に「和食を学び始めて3年。釜山(プサン)の和食料理店を担当している」
とういう方が居られました。 その方にお話を聞いてみると・・・
「ここまで追求した製法を教えてもらえると思わなかった。すごく美味しいので満足しています 」と。 馴染みのない冷たいダシでしたが、本当に気に入って頂けた
様で、松原先生も嬉しそうです!

 

うどんに欠かすことの出来ない天ぷら。
天ぷらは単なるトッピングではなく、見た目を美しくする役割、商品力をアップさせる役割を持ちます。そこで今回は、少し特徴的な掻揚げの製法を提案しました。
その特徴とは・・・とにかく大きいこと!!
大きくて、形がきれいで、彩りがよく、ヘルシー!! 韓国も日本同様、健康志向が
強い傾向にあり、海産物や野菜を用いた料理が好まれるようです。
大きいと言えども、ヘルシーに仕上げる為には、衣を多くする訳にはいきません。
衣を少なくすれば、バラバラになりやすいのが掻揚げですが、それをしっかりと
くっつける為のコツをお教えしました。
出来上がった掻揚げは、とてもインパクトがあり、皆さんに好感を持って頂けました。すぐにでも商品として採用されるかも・・・と思わせてくれるような反応で、本当に
嬉しく思います!

   
1日という短い時間ではありましたが、様々なノウハウがあふれた、内容の濃い時間でした。
今回の研修は、私自身も、受講生の方から多くのことを学ばせて頂いた様に思います。
受講生の熱心さ・真剣さには本当に驚かされ、テキパキとした行動や、積極性、発言力、学ぶ姿勢に心から関心させられました。
最後の挨拶として、新世界グループの社長から・・・
「こんなにも丁寧に指導してくださりありがとうございました。一度では覚えきれないこともあると思うので、また指導に来て頂きたいです。」
との言葉を頂きました。次回はさらに進化したご提案ができるよう、大和も日々研究を重ねます!
またお会い出来る機会を楽しみにしています。お疲れ様でした。
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