讃岐うどん学校レポート  
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今月のうどん学校は8人の参加者で始まりました。 南は鹿児島、北は群馬と全国からの参加です。
最近の生徒さん達は楽しい個性的な方が多くいらっしゃいます。今月も先月に負けず劣らず笑いが絶えませんでした。
私たち講師もラーメン学校に引き続いてうどん学校となると疲れもピークに達してクタクタのはずなのですが、生徒さんたちの熱意と笑いで疲れも忘れ無事10日間を乗り切ることができました。 毎回ほんとに生徒さんたちには感謝です。

今月は、初心者の方がほとんどでしたが、近々OPENを控えた経験者もおられました。なぜ?OPEN間近の人がどうして?とお思いになる方もいるのではないかと思います。 OPENは決まったけれども、まだまだ何かしらの悩み、不安を持ちこの学校に参加される。なんとか解決させたいとの思いがひしひしと伝わってきます。
受講生のみなさんの悩みの解決、求める麺や味に少しでも近づけるようにお手伝いすることが私たちの使命だと考えています。

うどん学校は経営講義で始まります。 講師は、校長・藤井。
開業しようと思っている人は、繁盛させたいと思うのは当然のこと。繁盛店にするための知識を出来るだけたくさん得たいと思っていることでしょう。繁盛店にする為に準備はどうすすめたらよいのか。この場所で始めて採算が取れるのだろうか。また、広告は…、人の採用は…、メニュー作りは…等々。知りたい情報はたくさんあるはず。講義の中で希望者一人一人に商圏分析や採算計算も行っており、 受講者にとっては興味深い内容となっています。

また繁盛店と不振店のその差はどこなのかは、気になるところです。この違いは藤井自らの足で調べ抜いた結果を実例を上げて分かりやすく説明します。
経営に関する情報やノウハウはもちろん、繁盛するために必要な事を分かりやすくお教えします。あらゆる疑問点に藤井が直接答えるので解決も早い!この講義を受講したいという受講生も多く、是非開業前の受講をお勧め致します。

さて、当うどん学校ではおいしいうどんを作るため、2日目から麺作りでは必要な材料の粉、塩、水の講義から入ります。
なぜこのような勉強が必要かは参加してみるとよくわかります。美味しいうどんつくりには欠かせない講義なのです。
実習 粉選び
8名の参加となると、8種類の麺を粉の種類、配合を変えて作成します。
講義の内容を復習しながら、複数の種類の中から粉を選び、 なるべく受講生の作りたい麺に近づけるよう希望を聞きながら講師もアドバイスを入れます。 粉の違いは実習の段階ごとに確認できます。大きくは茹で上がった麺の試食にて確認ができます。たくさんの麺の試食は粉選びには大変勉強になるのです。

実習 作成方法 手錬りと機械を体験
粉が決まれば生地作りに入ります。この体験は、これからどの方向でやって行くかを決める際に大変重要となります。この時点では、取り敢えずお金のかからない手練を希望される生徒さんが圧倒的に多いのですが、1キロの粉を手練りで混ぜ合わせるだけでも20分〜30分はかかります。真剣に手を動かす生徒さん達の額からは汗が・・・。
10分も経たないうちに「まだですか」の質問も増えてきます。「まだまだ粉っぽいですよ。目標は生パン粉です。頑張って混ぜてください。」講師の声が飛びます。 手練りがこんなに大変だと思っている人は少く、だからこそ体験が必要なのです。
そのころ、機械練った粉は約6分でミキシングが完了し、第一熟成に入ります。 手錬り完了後は、機械希望の生徒さんが間違いなく増えてきます。 こうした体験を経て機械を希望される生徒さんが断然多いのですが、中には全工程手打ちで行うつもりで、店も決め開店を待つのみという生徒さんもいらっしゃいます。体験してみると全工程を手打ちでするのは無理と思いながらも‥店舗には機械を置くスペースがない、どうしようと悩まれています。全てを決める前に当学校に参加頂いていたら・・・と気の毒でなりません。

実習 出汁をつくる
当学校では出汁に化学調味料は一切使用しないというこだわりを持っています。 材料には製法によっては臭みので、安い煮干を使うのですがこの魚の臭みも出さずに、おいしい澄んだ上品な出汁を作ります。
この出汁も8名全員が材料の配合を変えそれぞれの出汁を作成し、全員で味見をします。どれも臭みもなくおいしい!旨みも良く出て科学調味料は必要ないのです。
この時、毎回同じ言葉が聞こえてくる。「思っていたより魚の臭みがぜんぜんなくて美味しい」
当然です。大和の製法では煮干を使ってもいやな臭み、えぐみなしに仕上がる製法を伝授します。出汁作りには技法はもちろん、材料にもこだわり、心を込めて作りますから。この味は自信を持って教えられるのです。きっとこの技法こそ自分の味を作るときの基盤となり、参考になるはず。
実習 オリジナル出汁に麺を合わせ試食
熟成の完了した生地をプレスし、カットしていきます。この作業ももちろん手打ちと機械に分かれ体験して頂きます。手打ちは弾力の出た生地を伸ばすのには一苦労。伸ばしても伸ばしても、伸びない生地。悪戦苦闘の結果途中であきらめた生徒さんも。額に汗がにじむ。 やっと伸ばした生地をカットして行く。幅も厚みもバラバラの麺がばんじゅうに並びます。
幅も厚みも違う麺は、手打ち感がでて良いという人もいらっしゃいます。しかし茹でにも影響し、茹で上がりもバラバラとなり食感も違ってきます。 機械では今回の生徒さんたちのうどんはエッジがたち上手に仕上がっていました。

これも経験から分かっていくことですが、茹でという工程はいかに重要かということも分かってきます。茹ではうどんの出来、美味しさを左右するくらい重要な工程だと言われています。
特にピーク時は店の回転に影響し、茹で時間を間違うと折角の美味しいうどんも台無しとなります。
今回、茹での練習時に「やっぱり・・・」と思う出来事がありました。
温麺を茹でる際、水でしめずに釜から直接上げた生徒さんがいました。
温麺、冷麺、釜揚げの違いが分かっていないと起こりうる間違いです。
初心者であればこういった間違いには納得がいきます。勉強のためには失敗は必要なのです。受講生のみなさんもこれで同じ失敗はしないはずです。 うどん学校に参加されるみなさんは、経験があってもなくても一から同じことを学びます。
分かることは教えあい、分からない人には助け合う。毎回最終日となると友情は深まり、名残惜しそうに別れていきます。
今回の生徒さんたちも、日に日に友情を深め、初日の経営講義の中で紹介された、有名繁盛店「一鶴」へ是非行きたいとの声が。
ラーメン学校では毎回行くのですが、うどん学校では初めて。
繁盛店の見学をし、うどんについての悩みを話し、有意義な一時を過ごした後は明日の「まぼろしのうどん店」に向けてみんなで一致団結を誓いました。

最終日「まぼろしのうどん店」開店
生徒さんによっては、明日のことが本当に心配らしく、前日の打ち合わせでは、「時間が間に合わないのでは・・・?早く集合しよう!」という声のあがる月もあります。
みなさんご心配なく、間に合いますからとの講師の声にも不安は隠せない様子。
当日は、朝から準備で大忙し。各担当に別れ、準備のはずが…製麺の担当がいない。 余裕なのか、なんと天ぷらを手伝っていました。早速、「そんな余裕はないですよ」と講師の渇が飛びました。
自分の担当が優先です。
OPENから2時間の営業ですが、それぞれが気持ちも手もいっぱいいっぱいで猫の手も借りたいくらい忙しいのです。天気にも恵まれ、来客も途切れることなくやってきました。
元気良くかけていた声も、自分の仕事に集中してしまうと、声が小さくなってきます。途中湯きりのはずが麺が宙を舞い麺が床に…というハプニングも。気を取り直して、申し訳ございません。少々お待ちくださいませ。これさえ伝えればお客様は待って頂けます。
湯きりの練習をし、再挑戦。
カレーうどんを焦がしたり、出汁が少なかったりハプニングあり、笑いありのまぼろしのうどん店ですが、無事2時間を乗り切った皆さんの顔は満足感で一杯でした。

今回も熱心な生徒さんが多く質問もたくさん出ました。 この質問こそ私たちの勉強にもなり、成長に繋がるものです。
分からないことは何なりと質問して頂き、私たちも答えられないことがあればお調べして、必ず皆様にお返ししようと思います。
受講生のみな様に満足して頂き、「参加してよかった」との言葉を聞くためにまた来月もがんばります。
今月も色々なところで意外性を見せてくれた受講生の皆様、本当にお疲れ様でした。
 
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