大和麺講習―うどん・そば・ラーメントップへ
素人がプロに、プロが匠に。 短期集中、完全少人数制、店舗即適応講習会。
 
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【初日・二日目午前/製麺講習】|【三日目/スープ講習・実習】【四日目/ブレンド・ラーメン試作】モニタ−様の声|バックナンバー
三日目、いよいよ、スープ講習に入ります。 三日目に入り、参加者の皆様はほぼ打ち解け、軽い冗談から、製法に関しての真剣な話まで、気軽に話しています。 講習会にとっては、とても良い雰囲気で始まりました。 三日目からとうとう大和的拉麺道のメインカリキュラムと言っても良い、内容の濃いスープ講習が始まりますので、皆さん、気合が入っております。
朝、今日の内容を簡単に打ち合わせ。
 
朝9時半より、皆さん集合し、本日の内容を簡単に打ち合わせし、実習開始。 それぞれ動物系のスープの下準備にかかります。  今回準備するのはスープベースは、8種類。 ロース、げんこつ、丸鶏、テール、その他魚介系のスープベース。  その他、生徒さんのご要望によって、他に色々なスープが加わります。  今回、注目したいのは、沖縄そばのスープと、アゴ(飛魚)を使った魚系のスープ。  どんなスープが出来るか楽しみです。
拉麺道ではおなじみの第一回目から参加されているMさんが、本日から途中参加します。 Mさんはご自分のラーメンを今回で完成させる為、準備万端で来られました。  皆さんとは別の作業台で黙々とMさん独自のスープベースづくり…  アクをとり、元ダレを試作し、材料の比率を計算し、メモをとり、また試作。 Mさんの作業台だけ同じ部屋にも関わらず、雰囲気が全く違います。 あまりの真剣さに声をかけにくいです。
 
Mさんの持ち込んだ材料。 すごい種類と量です。 Mさん、こだわりのラーメンを今回完成させる為、気合入っています。 
Mさんは今回3回目、研修センターの隅から隅まで知り尽くしています。 探し物はMさんに聞いたほうが早いかも…
一方で、ほとんどの方が今回初参加。  別の2つ作業台で、基本スープベースづくりが行われます。  定番ラーメンスープベースのロース、げんこつ、丸鶏を下ごしらえし、それぞれの材料を洗い、処理し、寸胴に水をはかり、火にかけます。  まずは沸騰させ、とにかくアクをとる。  やはりそれぞれの食材から純粋なエキスを抽出する為、スープに雑味、動物臭さが残らないよう、完全にアクをとりきるという事が大切です。 特に、げんこつ、ロースはひたすらアク抜きです。  その点で、火力、この材料はこのくらいの状態になったら、火力をどのくらいにすれば、最適な抽出が得られる等、スープベースづくりは、スープの味を組み立てる基本となる為、ここで生徒の皆さんに拉麺道的スープベースのつくり方をきちんと体得して頂く為、細かい指示が飛び、仕込みは厳しく進みます。  その中、生徒さんたちは講師に質問、また質問。  一つの質問に対して講師の答えは5〜10くらいの内容量。  すごい情報量です。  ノート取る時間もありませんが、一部の人はひたすらメモをとっていました。
そうこうしている内に、スープベースを煮込んでいる合間で、生徒さんからのリクエストで、沖縄そば用の多加水麺をつくり、試食してみます。  手打ち式麺機をつかって、作成。  仕込んでおいた生地を、うすーく、薄く延ばします。  その横で、前日仕込みきれなかった、沖縄から来られた方のリクエストで、変わり麺を作成中。  なんか、色が緑色なんですが…
黙々と作業をしていたMさんも手打ちの多加水麺と聞いて、出来た麺を一緒に揉みます。 “美味そうな麺ですねー”と一言。 要望のあった沖縄そば用に太麺、別に細麺を作成。 ともに多加水麺です。 さっそくMさんはご自分のラーメンに出来た麺を使用。
 
和歌山から来られた生徒さんのご要望で、ご持参の和歌山ラーメンをみんなで試食。  とんこつ醤油ベースのスープも付いていた為、打ちたての手打ち麺を比較してみます。  和歌山ラーメンサンプルは、カンスイが強い、喉ごしが良いが、スープに絡まない。 手打ち麺の方はコシが強く、スープに良く絡むが、スープが麺に対して弱すぎる… など、色々な批評が飛び交ったところで…、またアクをとります。  こまめなアクとりが大切です。
よくある質問: 原材料のコスト
毎回、拉麺道や他の当社が開催する講習会(讃岐うどん学校、蕎麦乃学舎)でもよく質問が、一つ一つの講習会で毎回使用する素材の単価。 参加される方の多くが、プロの方、既にお店を経営されている方が多い為、納得できる質問です。 一杯のラーメンを提供するのにどのくらいコストがかかるのか? 経営者側としては、知っておかなければならない当たり前のことです。 講習会では、現実的な相場でお答えしています。 
 
麺、魚介系醤油スープ、ねぎ、その他のシンプルなラーメン。 この1杯のコストは?
数多くの魚系スープの原材料をそれぞれ説明。 とにかく、種類が多い! それぞれの食材から求める効果も違います。
 
(スープベースはまだまだ煮込みますので)ここで、今回使用する、魚介系スープベースの原材料の説明し、実際にそれぞれダシをとります。 ラーメンに関しての知識は豊富な方たちですが、魚系はあまり扱った事がない方が多いようで、初めて聞く名前の節等に質問がとびます。 香りを出すならこの節、味を出すならこの節… 魚系が入ると、スープの味が複雑になる… 他の動物系との組み合わせもあり、改めてラーメンスープの奥の深さと面白さに皆さんのテンション上がります。 良く使われる魚系の材料で実際にダシをとって、ブレンドしてみます。  ダシのとり方も拉麺道独特。  自然にエキスを引き出す方法でとります。
魚系スープベースの説明が一通り終わったところで、動物系スープベースが出来上がり始めました。 まずは、丸鶏。 続いて、テールスープ、げんこつ、ロースと出来てきます。 丸鶏の身を取り出して、スープを濾します。  鶏肉を食べてるみると…、全然味がしません。  完全にスープになっているようです。 その他、テールスープは透明だが甘い香りが、げんこつは透明の水が白濁色に、ロースは牛乳のように真っ白になり、粘りがあります。 水で煮込んだだけなのに、原材料だけで目に見えるほどの変化に驚きました。  既に時間は午後6時を回っています。 出来上がったベースは急冷し、明日のブレンド・試食の為、保存しておきます。
 
煮込みが終わった丸鶏ベーススープの油を採ってから、身を取り除き、こします。 出来たスープを冷やします。 他のスープベースもほぼ同じ作業が行われます。
下準備が完了したロースを水を入れた寸胴入れたところ。 約9時間近く炊き込みます。 (矢印を画像に乗せると)十分煮込んだロースのベース。 牛乳ではありません。 水だけでロースのエキスが出ています。
丸鶏と牛テールのスープベース。 水だけで、素材自身の味を引き出していきます。 (ロールオーバー)煮込み終わった丸鶏とテールスープ。 丸鶏の方には落とし蓋がしてあります。
昨日から漬け込んでおいたチャーシュー。 十分タレが染込んでいます。 ついでに、卵も漬け込んで、味卵をつくります。 
Mさんの気合と汗の結晶。 太めの麺を特性スープに浸して、チャーシュー等トッピングを載せたもの。 ものすごく美味しそうですが、残念ながら、試食はできませんでした。 残念。
 
ここで! Mさんの動きが急に慌しくなりました。 どうやら、自作ラーメンが完成しつつあるようです。 今回作成しているのは、冷やしラーメン。 他の生徒さん達も事情を聞いて、Mさんの作業場に集まり、固唾を呑んで、Mさんのラーメンの完成を見守ります。 急遽、講師も入って色々とアドバイス、作業を手伝います。  チャーシュー・味卵を切って、トッピングを準備、麺を茹で、スープをブレンドし温め、盛り付け… ついに完成です! 4回参加頂いたMさんのラーメンがついに形になりました! 見た目はすごく美味しそうですが、実はこれはプレゼン用。 2階にお越しになっているお客様にプレゼンをすべく、Mさんは2階へとラーメンとともに消えていきました。  
Mさんのラーメンが完成し、他の生徒さん達も、本日最後の作業にかかります。  明日のブレンディングの為の、魚系元ダレの仕込みです。 準備するのは9種類。  干し貝柱、煮干塩ダレ、アサリ等々… 短時間で出来る作業ですが、これを一晩おいておく事で、明日のスープのブレンド、ラーメン試作がより複雑で面白くなります。  
拉麺道の日程の中で、もしかすると、三日目のスープベースの仕込みが一番、大事かも知れません。 四日目で、全工程で学んだ事を最終的に一つのラーメンとして完成させますが、三日目ベースをきちんとつくっていないと、良いスープは出来ません。 そういう意味で、最初にちゃんとした“基”をしっかりとつくっておくという事は何に関しても、大切です。
 
スープベースを煮込んでいる間に様々な生徒さんたちの質問に答える講師。 そこまで聞いていないんですが… とにかくすごい情報量です。 
あすはいよいよ、3日間の講習が、一つの形になる、ブレンディング+試作です。  Mさんのラーメンを試食できるのか? 今までで、最高の魚系スープが完成?!  沖縄そばと、変わり麺でどんなラーメンができるのか?  四日目は明日アップ予定です。
次回、第4回大和的拉麺道の開催は… 4月6日〜10日です。  どんどん面白く・美味しくなる拉麺道。 より深く・よりマニアックに・より使える/実戦的内容でお送りする予定です!  
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