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夏の暑さを厳しく感じ始めた7月。大和的拉麺道は定員一杯で開催されました。
受講生全員がそれぞれのオリジナルラーメンを生み出す為のこの学校。
決まりきったレシピを教えるのではなく、受講生が出したい味・食感・風味をレシピにしていくのです。   −大和的拉麺道
ラーメンを作る。
ラーメンというとまず頭に浮かぶのが、スープ・麺・トッピングである。
まずはスープ。
スープというと、豚、鳥、魚の3種類しか思いつかない。
しかし、大和拉麺道で作るスープは10種類以上。
今回も豚ならロース・げん骨・こってり・あっさり等々、受講者の要望に
答えて作ったスープは12種類。
これらは、白だしと呼ばれるもので、このスープだけではラーメンスープとしては成り立たない。
この白だしに元ダレ・香味油が加わり、初めて一つのスープとして完成するのだ。
元ダレにも、醤油系、塩系、みそ系と14種類を作る。
香味油は、11種類にもなる。
この種類の多さには正直驚いた。
これらを合わせて自分の思っているスープを作れといわれても至難の業である。知識、経験がなければ不可能である。
この時こそ、その不可能を可能に変えるところが大和的拉麺道なのだと実感させられる。
作りたいスープに近づくよう社長・藤井のアドバイスが入る。
「あさり濃い口醤油をあと1g入れて。」 1g…微妙である。
この計量を正確に行うことが美味しいスープ作りには欠かせないと言う。
誰が作ってもぶれない味を作るために。

このような微妙な試作が何度となく繰り返される。
まるで、どこかの研究所に見えてくる。
こうしてオリジナルスープが完成していく。
ラーメン作りは、スープベース作りに8時間、その間、傍を離れることなく灰汁取り、1時間置きの濃度測定を行う。
段々と時間が立つにつれ骨からエキスが出はじめ甘いにおいがしてくる。また喫水線の確認と息つく暇もないくらい忙しい。
このこまめな灰汁取りこそ臭みのないスープに仕上げるコツなのだ。
灰汁取りが終わり味見をすると水っぽかったスープも1時間後、2時間後…4時間後には変化がみられた。
水っぽかったスープがほのかに甘い。完成も近い。汗だくになり、夏には厳しい作業である。想像以上だった。
でも、それ以上に完成したスープには満足感がプラスされた。

次に麺である。
この麺が、スープとうまく合わなければ美味しいラーメンは完成しない。せっかく作ったスープも麺によっては台無しになることも試食で分かる。
スープに合う麺を自分で製麺する。
これもみな美味しいラーメンを作るためなのだ。
作りたい麺に合った粉から見つけ、選ばれた材料を加え製麺する。
知識豊富な講師から、アドバイスが入る。
疑問点、問題点には解決するまで徹底的に付き合う。
単純なところでは、「縮れ麺ってどうやってできるの?」
そんな質問にも分かりやすく、この麺にあうスープまでアドバイスを受ける。
決して手を抜かない。

最後に具材である。
チャーシュー、メンマ、煮卵、餃子、ワンタンを作る。
どれも研究を重ねただけあって、即、店に出せる程おいしかった。
そのレシピも惜しみなく提供する。
「なぜ、そこまでノウハウを提供してしまうのか・・・」という疑問も浮かぶが、参加者だけのメリットかなとも思う。
美味しいラーメンは、この3点が揃って初めて商品となる。
最後の一杯までぶれない味を提供するために数値で管理し、惜しみない努力が重要ポイントである。

参加した方々には、自分の想像していた以上に美味を、自分だけの味を持ち帰ってほしいと思う。
受講生からも満足のいくラーメンを作り持ち帰るという気迫を感じた。
どんな質問にでも分かりやすく、丁寧な回答を聞くと・・・
「身につくまで徹底的にお付き合いします。」講義の中で言った言葉が思い出された。
本当に熱い6日間だった。

 
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大和的拉麺道は毎月香川にて開催中
製麺・スープ・トッピング・経営講義と充実の内容。
6日間の短期集中型の学校です。