5月開催−「大和的拉麺道」レポート
 

「ラーメンの評価はスープで決まる」と考えている方もたくさんいるだろう。
スープはもちろん重要であるが、スープに合った麺を作ることの重要さを理解していない人が多い。繁盛し続けているラーメン店では、スープに合わせて、麺の種類も変えている。 これは当然のことなのだ。
とことんまでこだわって作り上げた最高のスープに、なんとなくあわせた麺。
これではせっかくのスープをも台無しにしてしまう。
スープにピッタリの麺を合わせる事で、さらにスープの味を引き立たせ、麺の味わいでお客さまを魅了するのだ。 そのためには、自分が求める麺を自由自在に作る
必要がある。
大和では、受講生が自由自在に麺を作ることが出来るようにしっかりと、指導していく。
少加水から多加水、ストレート・縮れ、細・太・平。また、もちっとした食感を持たせる
方法や、粉っぽくなってしまう理由等、細かいところまで丁寧に説明。受講者の素朴な疑問にもさまざまな知識を交えて、判りやすく回答し、理解して頂く。

 

何においても一切の手抜きをしない大和は、具(トッピング)についても、研究を重ね、そこで生み出した製法を一気に提供するのだ。
ラーメン生地の残りを餃子やワンタンに活用するような実践的な製法、
味付けについては受講生の好みに応じた製法をお教えするのだ。卵の茹で具合、甘めの味付けか、辛めの味付けか、また、どれくらい味を濃くするか・・・
チャーシューにおいても同様だ。
些細なことのようだか、卵を茹でるときに割れにくくする方法や、卵黄が中心にくる茹で方、ワンタンの具までしっかりと火を通す方法、このようなちょっとしたアドバイスも有り難い。
餃子・ワンタン・チャーシュー・味付け煮卵・メンマ、全てにおいて安定して作れるよう、具体的な数値のデータで、出し惜しみ無く提供するのだ。

 

今回も多くの種類のスープベースから受講生一人一人の好むスープを作り出す。
受講生の希望は・・・
● 鶏ベースのあっさりスープに、しょうゆと塩の元だれでコクのあるものにしたい
● ロースを使用したこってりスープに魚系を合わせて、まとまった味を出したい
など様々だ。
それぞれの希望に確実に応えられる様、アドバイスをするのはやはり校長の藤井
毎週全国のあらゆる店に出向いて、調査した経験と、研究の結果得られたノウハウ、そして。これらをフルに活かして、的確なアドバイスをしていく。
その結果、全ての受講生がそれぞれに最高のスープを作り上げ、「うまい!」
感動している。 今回は受講生の好む味を比較的早く作り出せた為、空いた時間で新たなスープに挑戦をしてみた。
その挑戦とは・・・ 誰もが知っている有名店のスープを再現することだ。最近では、テレビなどでも頻繁に登場する有名店。ラーメン店の開業を目指している人にとって、興味が無いわけがない。
早速校長・藤井がその有名店で、スープの味を調査した時のことを思い出して言う。
「あの店のスープの特徴はスープベースの鶏の濃度の高いことだった。
今回の丸鶏のスープの濃度は2.9度まで高まっているから、これでいけるはずです。」 と。しかし、実際にスープベースと元ダレを合わせた段階では、そっくりなスープと言えるものではなかった。
勘が外れたか・・・と思いきや、「ん〜こんな感じですね!」との声が!
何をしたのかというと、校長は多くの種類の香味油の中から3つを選び、先ほどのスープに加えていた。それにより、有名店のスープとそっくりなスープを作り上げたのだ。やはり、並大抵の勘ではなかった。これにはホントに驚いた。

 
 

今回改めて考えさせられたのは、受講生にとってのラーメン学校の存在についてだ。
初心者にとっては、頭に入りきらないほどの知識と技術・ノウハウの宝庫であり、方向性を見つけ出すきっかけの場でもある。
経験者にとっては、今まで全く知らなかった、あらゆるノウハウを身に着けながら、自店のラーメンを見直し、改善する為の共同開発の場であると言うことだ。受講生の出したい味を出すために、経験豊富なプロが一緒に研究し、サポートする。 どんなに経験を重ねた方でも、ここまで多くの品数を集め、一度にあらゆるスープ・麺を作って比較することは不可能だ。この学校は習いに行くというよりも、研究の場として利用して欲しいと感じた。
人それぞれ味覚は違い、地域によっても好まれる味は違う。それを理解している大和だから、「美味しいでしょ?」という押し付けは絶対にせず、受講者の舌で確認してもらうのだからこれほど確実なものは無い。
そして、やっぱり校長・藤井の勘とノウハウは凄かった。

       
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